AWSの運用保守を円滑に行うためには、システムの可視化と自動化を基本とした体制づくりが不可欠です。
まず重要なのはCloudWatchやCloudTrailといったAWSのモニタリングサービスを活用して、インフラ全体の動作状況を常に把握できるようにすることです。
これによりCPU使用率の急増やストレージ容量の逼迫といった兆候を事前に検知し、障害の未然防止につなげることが可能になります。
次に運用保守においてはインシデント発生時の対応手順を明文化し、エスカレーションフローや連絡体制を整備することが求められます。
AWSではLambdaやSystemsManagerなどの自動化ツールが豊富に用意されており定期的なパッチ適用やバックアップ処理、リソースの停止・起動とった保守作業を自動化することで、人的リソースの最適化が図れるのです。
セキュリティに関してもIAMロールによる厳格なアクセス管理や、GuardDutyによる脅威検出の仕組みを導入することで継続的な監視と即時対応が可能な体制を築くことができます。